2010年01月24日

授業メモ0122など

・労働経済(サーチ理論)
以前やったCompetitive Searchを詳しくやる。Moen(1997)JPEが元。労働者と企業のあいだに競争するsub marketをモデルに組み込む、というものです。


以前twitterで紹介されていた、Behavioural and Experimental Economics (The New Palgrave Economics Collection)をAmazonで注文。期末のレポートに使えるかな…
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2010年01月21日

授業メモ0121+計量レポート

・計量
最後の授業。Logit(Probit) modelとTobit modelをパネルに適応したものと、擬似パネル。擬似パネルとは、パネルデータではないが、同じグループ(地域など)に属する人をまとめて、パネルデータとして扱うものです。

授業後はFinal Reportにとりかかる。National Longitudinal Surveysからデータを抽出しまくる。"KEY VARIAVLE"に重要な変数がまとまっていることに気付かず、無駄な苦労をする。

8年分12000人くらいのデータが集まり、計量分析。STATAのメモリが足りなくなり、メモリ割り当てを行う。実証分析はそれなりに上手くいったと思います^^ レポートも一応下記上がり、一安心。
posted by とも at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月20日

授業メモ0119

・ミクロ
今日もPrincipal-Agent Theory。Hidden actionについていろいろやり、Hidden informationにも入った。TAセッションではIshida(2003、下参照)を元にsignalingの例をやった。結婚&再婚市場の話で、離婚率が高い均衡と低い均衡がある複数均衡が生じますよ、という話。

Ishida, J (2003) "The Role of Social Norms in a Model of Marriage and Divorce" Journal of Economic Behavior and Organization


ミクロもマクロも最後に入り厳しくなってきた!あと2週間、がんばろう。マクロはGaliのテキストを借りてきました↓
"Monetary Policy, Inflation, and the Business Cycle: An Introduction to the New Keynesian Framework"
コンパクトで読みやすそう。
posted by とも at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月18日

授業メモ0118

・行動経済学
今日は先生の研究をもとに、Confirmity bias(みんなと一緒の行動をとってしまう)やStatus-quo bias(一度とった行動を変えない)を検討する。Time-inconsistencyがあるような問題を扱う場合、通常のゲームと比較すると一風変わったintra-personal game、つまり自分と自分(過去と将来など)を扱うことがあります。これがなかなかおもしろい。


・マクロ
今日よりNew-Keynesianモデルに突入。家計の問題をごりごり解いて、Calvo-priceing(価格改定の機会が確率的に訪れる)を導入した企業の問題をこれまたごりごり解く。計算がたくさんがあったので要復習です。とりあえずDixit-Stiglitz型の効用の最大化問題を解くのがまだ慣れてません。。。

posted by とも at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Google Analyticsによるアクセス解析:12/17-1/16

Google Analyticsを始めて1ヶ月が経ったので、簡単に記録を残しておく。


2009/12/17-2010/01/16

セッション(訪問数):1866 60.19/day
ページビュー:3340 107.74/day

訪問者、ページビューはこんなぐらい。トラックバックしてみたりした1/7以降はやや増えています。


トラフィックサマリー
ノーリファラー(お気に入りなど) 50.88%
参照サイト(リンクから) 32.84%
検索エンジン 16.28%

お気に入りが半分以上です。常連のみなさん、ありがとうございます。
参照サイトではtwitterが258と最も多いです。twitterの影響力を実感。
検索キーワードでは、「計量経済学 大学院 テキスト」が58がダントツのトップ。早くまとめ記事を書きたいと思っているのですが、なかなか手がつかず、すみません!(あまりテキストを知らないのもありますが…)
他は、「ともの学習帳」「ともの経済学」などが多い。出先からご覧の(?)皆さん、ありがとうございます!


地域別データ
日本が当然多いですが、海外からのアクセスもちらほら。アメリカはかなり多いですが、少数にはカナダ・イギリス・メキシコ・シンガポール・オーストラリア・インド・フランス・ケニア・チェコ・オランダ・ベルギーなど豊富な国々!(北米以外はセッション数1か2ですが笑)


こんな感じでした。今回は少し専門的な記事も残してみましたが、やはり勉強不足なこともあるので、このブログはあくまで(主に今後大学院に入る人向けの)日々の記録とし、広く社会への情報発信という目的はしばらく控えることとします。今後ともよろしくおねがいします!

posted by とも at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月15日

授業メモ0114

・エコノメ
Panel Data Analysis。休んだ先週はTwo-way component model(時間効果も入れる)、Serial correlation、Unbalanced panel、IV。今週はDynamic panelということで、過去のデータを操作変数としたり…ということをやりました。レポートもさくさくとやって提出。これで残りは最終レポートになります。


エコノメトリックスを「エコノメ」と略すのはWebで知って、カッコいいからかそれを利用しているわけですが、しっくりきてませんでした。

よくよく考えてみたら、ミクロは「micro+economics」でミクロ、マクロは「macro+economics」でマクロなのだから、「econo+metrics」だったらmetricsを残すべきですよね。エコノメだと「メ」しか反映されてません。ということで今度から元のように「計量」を使うことにします。
posted by とも at 13:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月12日

授業メモ0112

・ミクロ
principal-agent理論の、Hidden actionのとこ。actionが観察可能なケース(ベンチマーク)、risk-neutralなagent(agentにリスクを全て負わせる)、risk-averseなagent(リスクは分担)、と進んでいきました。ちゃんとやったのは3年の冬以来なので、懐かしくなりました。TAセッションは不完備情報下のSequential-Bargaining Game(gibbons)。


寒くて風邪っぽい人が多いようです。僕はちょっと前にひいてまだ治ってません。みなさんも気をつけてください。(ただ、ちょっと風邪くらいのほうが集中力が高まるかも…)

posted by とも at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月11日

続・会社は誰のものか

先日の記事「会社は誰のものか?公開会社法をめぐる議論」の話は下火になってかと思っていたが、まだ続いているようだ。

それでは株式公開企業は形骸化するのみか My Life in MIT Sloan

もう昨年の話であるが、神戸大の加護野教授による12/30の日経教室は、「ドラッカーと経営」をタイトルとしていた。3つのポイントのうち、2つが企業の目的に関するもので、『「企業の目的は利益追求」と決めつけるな』『利益以外の目的掲げ、チェックを怠るな』とある。

筆者は序盤で以下のようにまとめる。
>バブル崩壊以降、投資家志向の会社統治制度の改革が行われ、上場企業の経営者は熱心に利益を追求せざるをえなくなったが、その結果、かえって利益は得られなくなった。利益とは追いかけると逃げていく蜃気楼のようなものと思い知らされた経営者も少なくないだろう。良いことをすれば利益は後からついてくるという基本は、…
要するに利益を求めると利益が得られませんよ、という逆説だ。

またこういう法則が知られているらしい。
>…不思議なことに、利益にとらわれてしまうと見えなくなってしまうものがあるからだ。短期の利益に目を奪われて長期投資や長期の成果に結びつく投資が忘れられてしまうという現象がその典型である。これを経営のグレシャムの法則と呼ぶ。短期の意思決定は長期の意思決定を駆逐するという法則である。

ここまでの言説が正しいかどうかは今すぐ判定できないが、感覚的には十分理解できる。

株式会社の目的は理論的には「主権者である株主利益の最大化」である。これは本文でも暗に示されている。従業員を雇ったり借入を行ったりは、そのための手段に過ぎない。しかしこの「利益」というのは長期的な「利益の合計」の最大化である。近視眼的に利益を最大化をしても、その後の利益が続かなければ意味が無い。しかし人間には「利益を上げよう」と考えるとどうしても短期的になってしまうバイアスを持っている。

ここまでの話を私なりにまとめると、「利益追求はせず、利益以外の目的を掲げる」という目標は、長期的に利益を最大化するためのヒューリスティックスである、となる。「長期的な利益も大切にしなさい」と言うのだとピンとこないので、「利益の最大化は目的とするのはやめなさい」としてしまうのだ。こっちのほうがおそらく実践しやすい。「急がば回れ」という持っと端的な言葉もある。

経済教室では、この言説を補強するために名経営者(松下幸之助、稲森和夫両氏など)の言説が例示されている。「利益追求はしない」と言う目標は、長きに渡り経営学では語り継がれているのだろう。(繰返すが、これは利益最大化のためであると思う。)


話を本題の、株主主権論v.s.ステークホルダー主権論に戻す。このヒューリスティックスを用いて株主主権論を否定するのには、やや無理がある。あくまで経営学は経営者がどうすべきかを示したものであるから、政策担当者の目線とは異なる。政策担当者は経営者以外に株主・従業員など様々なプレーヤーに目を配り、インセンティブ構造を把握して制度設計を行うべきだ。特に従業員主権によって株主の投資意欲が減退することは、大きな問題である。

posted by とも at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月10日

授業メモ0108

少し遅くなってしまいました。

・労働経済(サーチ理論)
Two-Sided Search。2方面からサーチを行う…のですが、いろんなサーチ・モデルが出てきてごちゃごちゃになってしまっています。今度整理しないと…。やったのはBurdett and Wright(1998)とBurdett and Coles(1999)のモデルです。


今日はミクロの最後の宿題を片付けました。いやーでもシグナリング・スクリーニングは面白いですね。実生活は嘘と本音のシグナリング・スクリーニングの集合みたいなもんです。
posted by とも at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月09日

読書:人材マネジメント入門

少し前(行動経済学会のとき)に読んだ『人材マネジメント入門』のレビューをします。著者は人的資源管理論で有名な守島先生。


人事の本として前に『人事経済学』を読みましたが、流れはほぼ同じで、人材の獲得、育成、評価、退職と、人事部が人材のフローの各段階で何を考慮すべきか、ということが書かれています。


しかし内容は大きく異なります。「人事経済学」と比較すると、本書は「人材を尊重する(1章割り当てられてもいる)」「公正性、納得性」を強調しているように見えました。経済学ではすぐには出てこない論点なので、大変興味深かったです。実務遂行においてこの観点が重視すべきだろうことがわかったのと、今後経済学の理論・実証がこの方向にも発展することを求められている、と感じました。両書はぜひとも比較してほしい本です。


経済学とは異なる視点とは言え、本書は極めて理論的に作られており、「こんなこと現実で可能なの?」と思うこともしばしばありました。人材マネジメントを学ぶには、この本をベースとして、ケーススタディや労務管理の実務を学んでいくことになるのだと思います。(今の僕はできなそうだなぁ)


※補足?:前に書いた気もするが、高3〜学部2年半ばまで守島ゼミに入ろうとしていた。変えたのは勘だが、人材マネジメントの視点からは「労働問題」は分析しづらいことが1つの要因である。ただ、実務により近い視点を持つことは重要である。
posted by とも at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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