2010年12月23日

映画「ソーシャル・ネットワーク」学生試写会&ディスカッションに行ってきました

ひょんなことから、先日20日に阪大で開催された『映画「ソーシャル・ネットワーク」学生試写会&ディスカッション』に参加させていただきました。(しかも、学生スタッフとして。)

第一部は試写会。この映画はfacebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグを主人公とした実話に基づくもので、日本では来年1月15日公開となっています。監督は『セブン』『ベンジャミン・バトン』などのデヴィッド・フィンチャー氏。

物語は、マークがハーバード大学にてfacebookのもととなる「フェイス・マッシュ」を作るところから、facebookの会員が100万人を突破するところまで(ちなみに現在は5億人!)を中心に描かれています。

派手なシーンや、魅力的な人物たち…はありませんが、その分セリフや演技、複数の時系列を交えた構成などの要素が際立つ、とても良い映画に仕上がっていると思いました。また、アメリカ的文化を様々な視点から(大学文化・起業文化・訴訟文化など)捉えることができる、という点もおもしろいです。

第二部はディスカッション。学生40名ほどを7グループに分け、「この映画にキャッチフレーズをつける」というテーマで各自話を行いました。

僕は議論の進行役(ファシリテーター)として参加しましたが、人数が少なかったこともあり議論にもいろいろと参加しました。ただ、しゃべりすぎて進行に支障が出ててしまったので大いに反省しています。

最後は各グループによる発表。どのグループも様々な良い視点が出ていて、またプレゼンも良く、楽しめました。僕の班はフレーズが出るのがギリギリになってしまい、詰めがいろいろ甘かったな…と感じています。

院生になってからはこういう機会もあまりなかったので、いろいろと勉強させていただきました。当日の様子はUstreamのアーカイブに保存されています。(僕を探さないでください。)




運営サイドの皆様、参加者の皆さん、ありがとうございました!

再度ですが、良い映画なので、公開されましたらぜひ見てください!
posted by とも at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月01日

[雑記] 2学期スタート。

10月に入りました。2学期のスタートです。

夏季研究集中期間(「夏休み」はミスリードなのでこうしてます笑)は反省ばかりでした。最低限の作業はこなしましたが、それしか出来なかったな、と思います。とにかく心身にわたる調子の管理が上手く行きませんでした。やっと最近に入り、上手くコントロールできてる、という感覚を得ています。

修士論文が佳境に入ります。研究の性質上、今は「勉強している」というより、「プロジェクトを回している」、という感覚です。(学園祭時代を思い出す、何だか懐かしい感覚!)

今学期は「しっかりとした生活を送りつつ修士論文を完成させる」ことを目標とします。確かに作業が目の前にたくさんあり忙しいですが、おそらく今後はこういう生活がひたすら続いていくんだろうな、と思います。。そう考えると、ただ修士論文を完成させる、というだけでなく、今後の研究生活の土台となるよう、生活面、精神面、実務面など様々な面からしっかりと「練習」していきたいと思います。

具体的には、1日の時間配分を安定させ、睡眠時間をしっかりとり、休日もちゃんととり(休日がないと体が持たないのでとらざるを得ないですが)、変に落ち込んだりテンション上がったりせず、研究会もあまり休まないように、そして研究をしっかりと…していこうと思います。

がんばりましょう!
posted by とも at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月15日

近況(2010春夏)

ご無沙汰しております。なかなか時間がとれず、ブログの更新が滞っています。(1個紹介したい論文があるんですが…。)


気づけば1学期ももうすぐ終わり。後半は余裕があると思っていたのですが、あっという間に過ぎてしまいました。

1学期は主に

・論文発表(4回)
・修士論文中間報告(5回、1回は来週)

が中心。修論は多くの方に発表を聞いて頂くことができました。
反省しているのは、実験用プログラムの勉強があまりできなかったことですね。
面白かったのはアダム・スミス「道徳感情論」。たくさんの示唆が詰め込まれています。

期末はレポートを2本仕上げれば終わるので、さくさくやって夏休みモードといきたいです。

夏休みは集中講義があるのでベイズ&MCMCを集中して勉強(そろそろテキストを漁ってみよう)、実験用プログラムに一通りの目処を立てたいと思っています。

忙しそうだ!自己管理をしっかりして頑張ります。

posted by とも at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月04日

経済学M1の総括:最後のメモ書きたち

日が開いてしまいましたが、コースワーク最終記事です。(といいつつ、あまりコースワーク本体にふれていませんが)今回は雑多にアドバイスを書いていこうと思います。完全に主観的な記事なので、あくまで一意見として受け取っていただけたらと思います。


・プロセスを常に見直し、徹底的に暗記しよう
基本的には先日の記事で書いた通りです。大事なのは「勉強のプロセス」。短期間で勉強のプロセスを見直すのは難しいと思われるかもしれませんが、幸いコースワークには「中間試験」が存在することがほとんどなので、多少の試行錯誤をすることができます。何をするか。どのように時間を使うか。戦略的に考えて勉強しましょう。戦略なしにやみくもに勉強しても、おそらく効果は薄いです。また、基本的事項は徹底的にやり、暗記しましょう。繰り返しゲームの均衡の導出、ハミルトニアンによる解法、OLSEの導出…本当にたくさんやったなぁ笑


・無理せず、身の丈に合った勉強を。少しずつに見えても前へ
残念ながら、コースワークのスタートラインは同じではありません。様々な経歴の人がいます。とんでもなく「できる」人、なぜかもうマスコレル読み終わってる人、やたら定理の名前をたくさん知ってる人、いるかもしれません。逆になんでこんなことも知らないんだ?って人もいるかもしれません。しかし、回りを見て焦ってもある意味しょうがない、と言えます。常に自分の実力を見極め、「今自分は何すべきか」を判断し、少しずつ前に進んでいきましょう。焦って変なことに手を出したり、逆に油断してできるテストを落としたり、よくあることなので気を付けたほうが良いですね。


・人間の集中力には限界がある
人間1日の中で大きな集中力を持ってできることなんてたかがしれています。「1日8時間集中しよう!」と設定してみましょう。まず無理です。(できる人はもちろんどうぞ。)なんで俺はこんなに集中できないんだ…と嘆いてもしょうがないので、集中力が無いことを前提にプロセスを設定してみましょう。時間の割り振り、集中力の回復方法、集中力なしで勉強する方法、いろいろ工夫して自分なりの方法を見つけましょう。大事なのは「テストで結果を残すこと」であり、「毎日いっぱい集中して勉強すること」ではありません。結果が出ればそれでいいのです。(僕は未だに15分集中して机に向かえるかどうか怪しいです…)


・精神的健康は大切に
分厚いテキストに、難しい授業、大量の宿題、成績をとらねばならぬテスト…コースワークは精神状態を悪化させる条件ばかりです。また、研究室環境が良好とも限りません。院生というコミニュティは人を選ぶことができないので、自分と合わない人がいる可能性は十分あります。精神状態が良くないと勉強はうまく進まないもの。家族・友人などの助けも借りて、健康的な生活を目指しましょう。もし何か不調のサインがあったら、軽度のうちにカウンセリングなり精神科なりに行くことをおすすめします。(僕も今年度何度かお世話になりました。)


・セミナーに出て、先を見据えてみよう
コースワークをはじめとする基礎的勉強は、もちろん非常に大切なものです。ですが、そればかりをやっていると結局研究するとは何なのか、具体的には「論文を作る」とは何なのかがわからないままになる、という懸念があります。そこで、どの大学でもセミナーや研究会なる、教員(or院生)が論文を発表する機会があるはずなので、それを聞いてみるのが良いでしょう。初めはひよるかもしれませんが、先輩の力を借りて一歩踏み出してみましょう。そこに研究者の世界があります!(ただし、M1がセミナーに出ることに関しては、他の人がどう思っているかはわからないので事前に情報は集めてください。また、マスターで大学院を出る人も出てみると良いと思います。それこそ、今のうちしかできませんしね。これも情報収集の上で行ってください。)



気づいたら僕がコースワークと戦い始めてから1年。喉元過ぎればなんとやら、どれくらいつらかったかはもう忘れてしまいましたが、何とか乗り切ることができました。

最後に、ありきたりな一言ですが、頑張ってください!

陰ながら応援しています!(何か相談などあればお気軽にどうぞ。僕も頑張ります!)
posted by とも at 21:54| Comment(3) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月18日

経済学M1の総括:コースワークマクロ編

<マクロ経済学>

注意事項
筆者はマクロ経済のことが正直よくわかりません。間違い等あったら指摘してほしいですし、できれば他の方が詳しく書いてくれたらなぁ…と思っています。


テキスト
いろいろあるようですが、以下の3冊を挙げておきます。(阪大前期はHeijdraでした。)

"Advanced Macroeconomics" Romer
"Economic Growth" Barro and Sala-i-Martin
"Recursive Macroeconomic Theory" Ljungqvist and Sargent

日本語のサブテキストとして、二神・堀、斎藤、加藤をおすすめしておきます。

内容
コースワークのマクロの目的は以下の2つです。

1.代表的なモデルの習得
2.動学的最適化の技法の習得

1.マクロ経済で重要とされているモデルをいくつか学ぶことになります。具体的には成長論(ソロー、ラムゼイ、内生的成長)、RBC(Real Business Cycle)、New Keynesian、世代重複モデル、DSGE(Dynamic Stochastic General Equilibrium)、サーチモデルといったところです。
(厳密には重複しているかもしれませんが、ご容赦ください)

2.マクロ経済は長期の意思決定を扱うため、動学的最適化と呼ばれる手法が必要になります。(例えば、一定期間の消費水準全ての決定)動学的最適化において、主に以下の3つの手法を学ぶことになります。

i.離散的モデルにおける解法(差分方程式を用いる。私はやってません…)
ii.連続的モデルにおける解法(微分方程式を用いる。最大値原理)
iii.Dynamic Programming(動的計画法)

どれも仕組みは複雑ですが、慣れてしまえば解法は定型的に処理できます。定型的にできるようになるまで、なんどもなんども復習しましょう。


事前にやっておくと良いこと
ごめんなさいわかりません。筆者は院試でも使わなかったくらいマクロから遠い存在ですが、何とか切り抜けることができました。マクロの技法はコースワークから学ぶことも多いことが理由だと思います。予習したい場合は前述の<テキスト>の項からピックアップするのが良いのではないでしょうか。


修士専修の学生がとって役に立つか?
マクロは比較的役立つと思います。上級でないとやらないトピックもあるので、これを身につけることは有用だと思います。


断定を避ける口調が多く申し訳ありません…。とにかく、動学的最適化は繰り返せば必ず身につくので、頑張ってください!

これでコースワーク各科目編は終了になります。書きたいことがもう少しあるので、また記事にしたいと思います。

posted by とも at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月17日

経済学M1の総括:コースワークミクロ編

注:3/18 1:00頃、コメントを受けて追記いたしました。

<ミクロ経済学>

テキスト
ミクロ経済学は大まかに価格理論パートとゲーム理論パートに分かれます。どちらもテキストは定番の通称マスコレル(MWG)です。

"Microeconomic Theory" Mas-Colell, Whinston and Green

(分厚い洋書の中でもとりわけ分厚く、凶器と称されることも多い。しかし、読みやすさはなかなか良いと感じています。じっくり読めばしっかり理解できると感じました。ただ、練習問題は大変です…)

また、ゲームパートのサブテキストとして通称Gibbonsが指定されることが多いです。

"Game Theory for Applied Economists" Gibbons

その他参考となる文献はいろいろあると思いますが、僕はVarianのMicroeconomic Analysis、西村ミクロ、武隈数理経済学をよく参照しました。(あとなんだかんだ武隈ミクロ、武隈演習ミクロも…)


内容(価格理論パート)
価格理論パートでは初級中級レベルと同じ話を数理的にしっかりやる、という要素が強いです。トピックとしては消費者問題、生産者理論、不確実性、一般均衡、公共財、外部性、独占といったところです。(ただし、阪大は時間の都合か公共財・外部性・独占は省かれていました)

印象的なのは選好関係に関する話をしっかりやる、というところです。先生にしては選好関係によって(効用関数を使わず)先まで進んでいく、という話も聞いたことがあります。


内容(ゲーム理論パート)
ゲーム理論の学部での進捗度は大学によってまちまちなので、1から教わることになります。
均衡概念としてはNash, Subgame Perfect, Bayesian, Perfect Bayesianが必須で、逐次均衡や完全均衡なども入ってくる、というところでしょうか。もっとやるところもあるかもしれません。Principal-Agent問題もこの流れで扱いました。


コースワークでやらないこと
時間が足りなすぎるので、どちらのパートもミクロ経済学のあくまで基礎のところしかできない、と感じています。(どの分野でも)理論をしっかりやりたい人はより深い勉強がどちらも必要だと思います。(具体的にはわかりませんが…)

また、これも大学によってはやっているかもしれませんが、契約理論・メカニズムデザインなど近年発展が見られる分野までカバーができないので、これは応用系の人であってもぜひとも学んで欲しいトピックです。(僕も早いうちに学んでおきたいなぁ…と思います。)

(補足:hit_takaさんのコメントより)一橋の場合、上級ミクロ・経済システム論T・ゲーム理論Tの3つ(計8単位)で基本的なトピックがほぼカバーされる、とのことです。


事前にやっておくと良いこと
さすがにミクロやりませんでした、という院生はいないと思うのでそこまで準備することはないのかな、と思います。先取りしたければ、MWGをいきなり読んで良いと思います。ゲーム理論をやっていない場合、何でも良いので(即Gibbonsでも構いません)事前に学んでおいた方が良いですね。

(補足:23さんのコメントより)武隈からMWGはさすがに無謀なんじゃないか、という意見をいただきました。VarianまたはAdvanced Microeconomics Theoryを挟むと良い、とのことです。Gibbonsに関するコメントも参考にしてください。


修士専修の学生がとって役立つか?
テクニカルなことしかやらない、と言っても良いくらいの授業なので、無理してとる必要はありません。計量と同じく契約理論、メカニズムデザインなど広いトピックを知っておいたほうが役立つでしょう。


posted by とも at 23:19| Comment(3) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月15日

経済学M1の総括:コースワーク計量編

[3/15 1:00頃追記アリ:漸近論について]

<計量経済学>

テキスト
テキストは以下の5冊のうちからセレクトされることになると思います。(阪大はDavidson and Mackinnonだったようですが。)

"Econometric Analysis" Greene
"Econometrics" Hayashi
"Econometric Analysis of Cross Section and Panel Data" Wooldridge
"Econometric Analysis of Panel Data" Baltagi
"Time Series Analysis" Hamilton

GreeneとHayashiがベーシックなテキスト、WooldredgeとBaltagiがミクロ計量・パネル、Hamiltonが時系列のテキストになります。

サブテキストとして次の邦書が有用です。

"計量経済学" 浅野・中村


内容
(注:この先出てくる初級・中級・上級は私なりに定義したものです。)
計量経済学の授業の特徴は、初級→中級→上級(コースワーク)と進むにしたがって、基礎となる事項は数学的レベルを上げて繰り返し学ぶ、という点にあります。具体的には、OLS・OLSEの性質・t検定とF検定・構造変化・不均一分散と系列相関・操作変数法あたりは全てのレベルでこなすことにあります。

計量経済学において中級と上級の差は何か。これは何と言っても漸近論の存在にあります。(ちなみに、初級と中級の差は「行列表記」にあると考えています。)初級・中級の経済学では誤差項を正規分布である、と仮定して話を進めますが、これはやや強い仮定のため、[3/15 1:00頃訂正]上級レベルでは誤差項は一般的なものを想定し、中心極限定理・大数の法則を用いて漸近的な(サンプル数を多くしたときの)統計量の性質を見ていくことになります。(このとき、サンプルの生成過程に独立性などの仮定が入ります)[訂正終]

そして、このおかげで行列計算が非常に煩雑になります。これがn分の1であっちに確率収束して…こっちはるーとn分の1で分布収束して…とかたくさんやります。

こういうわけで、上級の計量経済学は行列と漸近論の計算をひたすらこなしておくことになります。頑張ってください。

トピックとしては上記の基本的な内容及びそれを深化させたものに加え、

最尤法、大標本理論に基づく検定(Wald,LM,LR検定)、モデル選択、SUR、パネル、同時方程式、非線形回帰、GMM、時系列分析の基礎、質的従属変数

などが入ってきます。

コースワークでカバーできない範囲
時間の都合上、基礎的なトピックを満遍なくやることになりますが、計量技術の発展はすさまじいので、現在実際使われている手法を追うのが難しい場合もあります。必要に応じて、上級のトピックをどんどん勉強していきましょう。ミクロ計量では主に質的データ・切断データとパネル、マクロ計量では主に時系列と動学パネルが重要になってくるかと思います(もちろん他にもあると思います)。
また、統計ソフト(Eviews, Stata, Rなど)による演習もおそらく授業では扱わないので、どこかで勉強するのが望ましいです。自分でデータを集めて実際に実証分析を行う訓練ができれば、より良いと思います。論文の元データを落として実際に回してみるのも良いでしょう。

事前にやっておくと良いこと
確率論・統計学の知識は前提とされるので、事前にできるだけしっかりと学んでおいたほうが良いです。また、行列演算をとにかく多用するので慣れておくと良いでしょう。この点、浅野・中村が役立つと思います。

修士専修の学生がとって役立つか?
行列・漸近論を多用するテクニカルな授業なので、あまり役立たないと思います。それよりも、質的データ・パネル・時系列など広いトピックを知っておいたほうがより役立つでしょう。


何か間違いや、補足する点があればコメント・tweetよろしくお願いします。m(_ _)m

posted by とも at 23:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月13日

経済学M1の総括:コースワーク総論編2

昨日の補足的記事です。


コースワークは定番となる「教科書」を用いて行われます。しかし新しい理論が「教科書」に載るのには、Discussion Paper→PublishされたPaper→その分野の本→定番教科書というような流れを経ることが想定されるので、時間がかかることになります。


このようなタイムラグがあるため、現在研究では頻繁に用いられているがコースワークでは学ばない、という可能性も十分考えられます。例えば行動経済学はもっとミクロの教科書に入ってくるだろうし、実験経済学も手法の1つとしてコースワークのどこかに組み込まれることになると個人的には思っています。


ともかく、経済学の基礎的手法も日々前進していく中で、学ぶべき基礎の勉強も多くなっている、というのが現状です。1年間ではとても追える状況にないですから、コースワークでは「古典的な手法を通して数学的基礎力をつける」と割りきって日々勉強を重ね、終了後も基礎的手法の獲得を日々目指すことになるでしょう。(こう考えると、修士専修の人がコースワークを全て学ぶ意義はますます少ないのではないか、と考えています。)


明日からは各科目についての記事を書いていきます。

posted by とも at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月12日

経済学M1の総括:コースワーク総論編1

M1の生活ももうすぐ終了です。本年度1年間勉強して学んだことを何回かに分けて記事にしていこうと思います。

経済学院生の最初の1年間はコースワークと呼ばれるコア科目(ミクロ・マクロ・計量)の勉強に多く時間が割かれることになります。まず数回はこのコースワークについて書きます。

なお、この記事は一橋・阪大で授業を受けた及び聞いた経験に基づいています。東大京大、ましてや海外とは異なる可能性があります。一橋では計量を、阪大ではミクロ・マクロのコア科目を履修しました。(注:阪大では修士コースの計量もコースワークとして認定できるので履修していません)


<コースワークの目的>

今回受けて感じたコースワークの目的をまとめると、

「研究者を目指す院生向けの、数学的基礎力(モデルを解く力)を学ぶ」
「優秀な学生を選抜するためのスクリーニング」


という2つになると思います。

名目としては前者になりますが、後者の意味も大きいのではないかと推測しています。初期段階では自分の実力を示す機会はここでしかないですから、重要視されます。(僕の印象では、成績は実力を如実に示します。ただし、あまり細かい上下は気にされないと思います。院生間では細かい差も気になってくるものですが笑)

コースワークで学べないこととしては、「近年の研究を学ぶ」「その科目の全体像を把握する」ということが挙げられます。ミクロはどうだとかマクロはどうだとかコースワークの感触だけで語ってしまいがちですが、コースワークで生じるような疑問については、おそらく既に誰かが論争し、大抵解決しています。疑問を持つのは大いに良いことですが、それにとらわれず地道に目の前の問題を解けるようになることが優先されるべきでしょう。

また、研究者志望の学生はコースワークを受けるしか選択肢が無いですが、修士専修の学生は受けるかどうか選択肢があります。コースワークは研究者志望用にセッティングされているので、現実に応用していくにはやや遠すぎるきらいがあります。中級クラスでも実務で使う分には十分ですから(コースワークは中級レベルの内容を数学的にしっかりやっているだけ、とも言えます)、無理せず中級レベルの授業のマスターに専念し、コースワークは専門に近い科目のみを履修する、というのが懸命だと思います。シグナリングとしての意味もそこまでないわけですし、(指導教員とよく相談して)戦略的に行きましょう。(修士専修の人は応用経済学を幅広く受けるのが個人的にはお薦めです。)


早くもつかれてしまったので、毎日少しずつ書いていきます。
posted by とも at 00:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月26日

精神のゆらぎ

ここ数日は調子が悪く、主に自宅で静養している。11月下旬は風邪で寝込んだ。しかし今回は心の不調である。


いろいろと過敏になっていたようで、ストレスが蓄積、冬休み開始などとともに一気に出てきたようだ。思い返してみると、ここ1ヶ月くらいはむやみにストレスを感じていた気がする。


まぁこんなことはたまにあるので、そこまで心配はしていない。そのうち治る。(ほぼ治っている)


むしろ転んでもただでは起きぬ、の精神で、といろいろと考えてみた。おそらく、合理的経済人は心が不調になったりしない。悪いことがあって少し凹んだりくらいはすると思うが、必要以上に落ち込んだり、鬱になって塞ぎこんだりはしないと思う。


人間のこういった負の感情を経済学の観点から分析することも、有益かもしれない。もちろん行動経済学はこういったトピックにも取り組んでいると思うが、ここまでは踏み込んでいないと思う。精神医学との連携も考えられる。


労働経済学の例で言うと、長時間労働は精神疾患を引き起こす可能性を高くする。その背後のメカニズムを認識することは、有益である。この問題にはいずれ取り組んでいきたい。
posted by とも at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月06日

実験、学会

今日は経済実験の補助。今日もいろいろと勉強になりました。対人作業なので、細かい作業も大切にしなければなりません。


来週の土日は名大で行動経済学会に行ってきます。呼ばれたりしたわけじゃなく、まぁ趣味みたいなとこです。適度に楽しんできます。

posted by とも at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月24日

風邪

インフルではなく、普通の風邪を引きました。体調悪化につき、自宅療養中です。(今日は這ってミクロの宿題提出をしましたが、授業は出ませんでした)


いろいろと睡眠不足だったり、気温の急激な低下に体がついていけなくなったのでしょう。


中間まであと1週間を切っているのですが、勉強に復帰できません。とりあえず早く治そう…
posted by とも at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月18日

授業メモ10/17

・労働経済
On-the-job-search。仕事をしながらも職探しを続けるモデル。次に実証のDuration model。Hazard functionは頻出なので、しっかり復習しないとな〜。



posted by とも at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

授業メモ10/13,15

・ミクロ
支配戦略、合理的戦略、ナッシュ均衡などを定義を中心に勉強。TAセッションで混合戦略と行動戦略の関係、ベルトラン均衡、共有地の悲劇など。


・エコノメ
引き続き最尤法。来週もやるようだが、最尤法の理論はこの授業でそこまで重要なのだろうか…


明日は初めて「研究会」に出るかもしれません。

posted by とも at 04:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月10日

2学期と1学期

2学期が始まって1週間強経ちました。まだ日も経っていませんが、1学期よりかなり余裕があるように感じます。自分のペースを上手くつかめています。


そのうち宿題が出たりして忙しくなるでしょうが、今の気持ちを忘れずに
マイペースで進んでいきたいです。今期は、定期的に運動とかもしたいな〜。


※といいつつ、今日は1つの問題に何時間もかけてしまいイライラしましたが…。結局解けてませんし。

posted by とも at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月09日

授業メモ

・労働経済
人数は少ないですが、当面講義形式で進みそう。今日は先週の基本モデルの拡張。連続形、労働市場からの退出、確率的離職など。

サーチは面白いけど、数学的に難解そうで手を出しにくいな〜。

posted by とも at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月08日

休養日増加

1日ゆっくりと休みました。さらに、明日の1限が台風の影響で休講になりそうなので、明日はゆっくりと活動しようと思います。


風の音で寝れなそうだけど…
posted by とも at 01:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月07日

明日は休養日

体調を崩してしまいました。明日はお休みにします。ちょっと体力を過信したかなぁ。。。


授業メモ
・ミクロ
ゲームの定義。混合戦略と行動戦略の違いはしっかり理解しなきゃ、と思った。TAセッションは数学の復習。結構忘れてるなぁ…。そして、数学に対する貪欲さが薄れてきてしまっている。



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2009年10月05日

今週より本格化

週末はちょっと東京に帰ってました。いろいろな人と会って気が引き締まりました。ちょっと自分に甘えていた気がします。


授業メモ
エコノメ:最尤法の基礎。この授業では漸近正規性の証明とかはいらないとは思うけども…

労働経済:サーチ論の基礎の基礎。人数が少ないので輪読になるかも。


今週はいよいよミクロマクロ開幕!

posted by とも at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月28日

足音

2学期の生活は、そこまで不安は無い。1学期は新しい大学、新しい人間関係、初めての1人暮らし、先の見えないコースワークなどなどとストレスがたまることが多かった。これらの問題は、だいぶ解消されたはずだ。


ミクロがある程度自信のあるゲーム理論パートに入ることも心を落ち着かせていると思われる。予習もそれなりにしている。


むしろ今は、「修士論文」の足音が聞こえてきて恐怖の感情が垣間見える。果たして、自分らしく良い論文がかけるだろうか。とにかく、一歩一歩進むしかありません。

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