2010年03月12日

経済学M1の総括:コースワーク総論編1

M1の生活ももうすぐ終了です。本年度1年間勉強して学んだことを何回かに分けて記事にしていこうと思います。

経済学院生の最初の1年間はコースワークと呼ばれるコア科目(ミクロ・マクロ・計量)の勉強に多く時間が割かれることになります。まず数回はこのコースワークについて書きます。

なお、この記事は一橋・阪大で授業を受けた及び聞いた経験に基づいています。東大京大、ましてや海外とは異なる可能性があります。一橋では計量を、阪大ではミクロ・マクロのコア科目を履修しました。(注:阪大では修士コースの計量もコースワークとして認定できるので履修していません)


<コースワークの目的>

今回受けて感じたコースワークの目的をまとめると、

「研究者を目指す院生向けの、数学的基礎力(モデルを解く力)を学ぶ」
「優秀な学生を選抜するためのスクリーニング」


という2つになると思います。

名目としては前者になりますが、後者の意味も大きいのではないかと推測しています。初期段階では自分の実力を示す機会はここでしかないですから、重要視されます。(僕の印象では、成績は実力を如実に示します。ただし、あまり細かい上下は気にされないと思います。院生間では細かい差も気になってくるものですが笑)

コースワークで学べないこととしては、「近年の研究を学ぶ」「その科目の全体像を把握する」ということが挙げられます。ミクロはどうだとかマクロはどうだとかコースワークの感触だけで語ってしまいがちですが、コースワークで生じるような疑問については、おそらく既に誰かが論争し、大抵解決しています。疑問を持つのは大いに良いことですが、それにとらわれず地道に目の前の問題を解けるようになることが優先されるべきでしょう。

また、研究者志望の学生はコースワークを受けるしか選択肢が無いですが、修士専修の学生は受けるかどうか選択肢があります。コースワークは研究者志望用にセッティングされているので、現実に応用していくにはやや遠すぎるきらいがあります。中級クラスでも実務で使う分には十分ですから(コースワークは中級レベルの内容を数学的にしっかりやっているだけ、とも言えます)、無理せず中級レベルの授業のマスターに専念し、コースワークは専門に近い科目のみを履修する、というのが懸命だと思います。シグナリングとしての意味もそこまでないわけですし、(指導教員とよく相談して)戦略的に行きましょう。(修士専修の人は応用経済学を幅広く受けるのが個人的にはお薦めです。)


早くもつかれてしまったので、毎日少しずつ書いていきます。
posted by とも at 00:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
同意。上級はマクロ以外役に立たなかった。
Posted by hit_taka at 2010年03月13日 00:45
あとで記事にしますが、マクロは役立つ、に同意。いろいろな手法・考え方が学べてためになります。
Posted by とも at 2010年03月13日 20:30
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