2010年01月09日

読書:人材マネジメント入門

少し前(行動経済学会のとき)に読んだ『人材マネジメント入門』のレビューをします。著者は人的資源管理論で有名な守島先生。


人事の本として前に『人事経済学』を読みましたが、流れはほぼ同じで、人材の獲得、育成、評価、退職と、人事部が人材のフローの各段階で何を考慮すべきか、ということが書かれています。


しかし内容は大きく異なります。「人事経済学」と比較すると、本書は「人材を尊重する(1章割り当てられてもいる)」「公正性、納得性」を強調しているように見えました。経済学ではすぐには出てこない論点なので、大変興味深かったです。実務遂行においてこの観点が重視すべきだろうことがわかったのと、今後経済学の理論・実証がこの方向にも発展することを求められている、と感じました。両書はぜひとも比較してほしい本です。


経済学とは異なる視点とは言え、本書は極めて理論的に作られており、「こんなこと現実で可能なの?」と思うこともしばしばありました。人材マネジメントを学ぶには、この本をベースとして、ケーススタディや労務管理の実務を学んでいくことになるのだと思います。(今の僕はできなそうだなぁ)


※補足?:前に書いた気もするが、高3〜学部2年半ばまで守島ゼミに入ろうとしていた。変えたのは勘だが、人材マネジメントの視点からは「労働問題」は分析しづらいことが1つの要因である。ただ、実務により近い視点を持つことは重要である。
posted by とも at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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