2009年10月09日

人事経済学

『人事経済学』樋口美雄

東京への行き帰りの途中で読みました。

採用から退職まで、企業の人事部が行う活動を経済学的に分析した本。合理的な経済学的分析が、淡々と書き連ねられている。行動経済学が「流行り」の今では、売れないかもしれない。

基本は、どんな場面でもコストとベネフィットを勘案して決定しましょう、限界利益と限界費用が一致する点で変数は決まるでしょう、と言うお話です。ビジネスマンの方は、冷静な分析力を得る、という意味で有益だと思います。

僕にとっては核となる人事戦略の話は知っていることが多かったので、むしろ序章にあたるデータのほうが興味深かったです。2001年時点では労働市場の流動化も年功制も大きく変わってはいません。今はどうなのでしょう。

次の一節が冷静で的を射ていると思ったので、引用して締めたいと思います。(pp50-51より)


>おそらくわが国の労働市場の流動化は、当面、すべての人の転職率が上がるというよりも、長期雇用者と短期雇用者が二極分解しながら、短期雇用者の比率が上昇することによって流動化すると考えられるからである。


おそらく、「長期雇用」は一定比率で残り続けるのです。


※体調は回復。お騒がせしました!
posted by とも at 00:39| Comment(1) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>2001年時点では労働市場の流動化も年功制も大きく変わってはいません。今はどうなのでしょう。
特に何も変わってないんじゃないですかね。今働いていますが。スタッフから順番に切っていて無能な正社員だけは残るww 優秀な人は転職。
組織はどんどん悪くなる。これが実感です。

試験のこと、ありがとうございます。
僕としては専門試験としてやってほしかったのですが。口頭試験で黒板にいきなり計算しろか言われたらパニックになりそうで...

もしここで書けなければよろしければ、
1jo.kazu[アットマーク]gmail.com
に送っていただければと思います。

Posted by fearon at 2009年10月09日 08:40
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