2009年04月12日

ゲーム理論で勝つ経営

『ゲーム理論で勝つ経営 競争と協調のコーペティション戦略』

友人からもらったもの。何で読んでなかったんだろうって気もしますが…。移動時間などにちまちま読んでいたことと、文庫の割りに重厚な内容だったことから読破にはなかなか時間がかかりました。


本書は、ゲーム理論を基にした思考について豊富な具体例を通して説いている。大きなテーマは「競争」と「協調」。今でこそ「Win-Winの関係」という単語は様々な場所で目にすることができるが、本書がその思考の普及におそらく大きな役割を果たしたのであろう。


「競合相手とは常に競争しなければならない」といった狭く硬い考えから脱出し、物事を複数の視点から見ることができるようになる。経営学の観点からももちろん大事であるが、他の学問、さらには日常生活を送る上でも非常に参考になる。


経済学からの目線でいうと、日ごろ理論ばかりを見がちになってしまう学生にとっては、経済学が以下に応用されるかを見ることができるので、新たな視座を得ることができるだろう。本書に数式は出てこないが、背後にある数式を想像することでたぶん思考力がつく。


僕がもっとも不意を突かれたのは、何度もでてくる『協調はパイを作り出すときに、競争はパイを配分するときに行われる』という言葉。労働問題を分析するときも、この考えは重要である。最近は、どうも後者だけが強調されているような気がする。なのに、完全にこの視点を見失っていた。猛反省である。卒論のときにこの発想が出ていれば…。




書評って難しいなぁ。


posted by とも at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/117357734

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。