2009年02月22日

『公務員の人材流動化がこの国を劇的に変える』

『公務員の人材流動化がこの国を劇的に変える―奇跡を起こす「5つの急所」』

を読みました。

「官は官、民は民」と分裂している雇用を流動化、すなわち「官から民、民から官」への流れを作ることで、日本を変えようという提言。


著者は元外務省で、現在は人材コンサルタントの山中俊之氏。ケンブリッジ大で開発学修士、阪大で博士号(組織人事マネジメント)も取得している。


公務員から民間への転身、民間から公務員の転身への社会的利益をまず説明し、その実現可能性を様々な人と話した、あるいは働いた経験から主張している。特に官僚と労組からの反対も織り込んだ上での記述は現実的で素晴らしいと思った。


私も経営学、経済学を学習する過程で硬直的な雇用制度は現代では非効率的なことはわかる。ここまでは多くの学者も指摘している思うが、どうも地に足が着いていない議論となってしまうことともある。この本は現実を見据えた上で「理想」に近づこうという筆者の強い意志が見えた。読みやすくわかりやすく、良い本であった。


たまには経営学の勉強もし直そうかなぁ。


ちなみに、2月21日付の朝日新聞18面に元文部科学省、現在はコンサルタントの山本直治氏が類似の記事(公務員叩き―適材適所の転身を阻むな)を書いている。


posted by とも at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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