2009年11月30日

授業メモ1130、マクロ中間

・行動経済学
Carrillo and Mariotti(2000)を基に、双曲割引に関する話。双曲割引を用いることで、意図的に情報を無視するstrategic ignoranceを発生させています。例えば、喫煙をしないために喫煙に有利かもしれない情報(思っているよりリスクは小さい)を無視する、ということです。


・マクロ
中間テスト。十分に勉強はしたつもりだったのですが、穴がいろいろあって、ものすごくコケてはないけどできてもいない、といった感触です。正直どこかで甘く見ていたので、素直に反省。期末で挽回せねばな〜。



明日のミクロ、がんばります。

posted by とも at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月27日

復帰、授業メモ1127

結局丸4日もきゅうように費やした。今日も不安だったが、気温が高かったので思っている以上に快適に過ごせた。でも、帰宅したらやっぱり疲れがくるのが早い。


中間は普段の授業それなりに復習してきたので何とかなりそう。あと2日、体力を保ちつつ計算練習です。



・労働経済(サーチ理論)
今回はnon-Random Matchingについて。Stock-Flow Matchingという。以前からいる失業者と今できたばかりの空席がマッチする、というモデルです。実証についてもいくつか。

posted by とも at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月24日

風邪

インフルではなく、普通の風邪を引きました。体調悪化につき、自宅療養中です。(今日は這ってミクロの宿題提出をしましたが、授業は出ませんでした)


いろいろと睡眠不足だったり、気温の急激な低下に体がついていけなくなったのでしょう。


中間まであと1週間を切っているのですが、勉強に復帰できません。とりあえず早く治そう…
posted by とも at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学院生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月20日

授業メモ1120

・労働経済
引き続きのEndogeneous Job Destructionモデル。いろいろ計算しました。そのあとは実証モデル。Matching function(求人倍率の関数)は、
多くは「1次同次」との結果が出るそう、すげーなー。


今日は研究会に顔を出しました。倒産法(主に担保権消滅について)の話がおもしろかったです。学部のときは民法・民訴法・商法・会社法くらいは一応学んだので、興味は変わらないようです。いつかはローエコにも参入したいけど…

posted by とも at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

授業メモ1119

・エコノメ
宿題のReviewと多項選択モデル。多項になると数学的にも煩雑で、なかなか大変です。Conditionalのほうは大変だったな…。来週はさらに複雑な多項選択モデル。


今日は先輩方と飲みに行きました。いろいろと身の締まる思いです。研究、がんばります。
posted by とも at 04:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

労働組合の力

「新規参入は断固阻止!!保育園業界に巣くう利権の闇」なる記事を読んだ。
http://diamond.jp/series/closeup/09_11_21_001/


待機児童問題が騒がれる昨今でさるが、保育園の園長や職員が高待遇で、それを維持するために規制緩和を阻んでいるという内容だ。その中にこんな一節がある。


>加えて、23区の公立認可保育園は共産党系の労働組合の影響が強い。また、全国の他の公立認可保育園は自治労(全日本自治団体労働組合)の影響が強い。


ここにも労組の影響が…。このような話は民主党政権樹立前後にいろいろ出てきた気がする。労組の組織率は20%を切っているが、それでも政治の世界ではまだまだ思っている以上に重要な位置を占めているのではないだろうか。(JALの問題だってそうだ)


卒論では、労働組合に関する論文(というほどすごくもないですが…)を書いた。今後も、労組の問題には関わっていきたい。


posted by とも at 20:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 労働問題・労働経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月17日

授業メモ1117

・ミクロ
主に繰り返しゲーム。もっといろいろ知りたいことがあるな〜とも思いました。日本人ですから笑 あとはsequential rationalityの話をいくつか。

再来週のテストは繰り返しゲームまで。計算問題だと、混合戦略・Bayesian Nash均衡・繰り返しゲームあたりをしっかり押さえておきたい。あとは、定理や命題の証明がどこまで出るかだな…






posted by とも at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

授業メモ1116とテストの話

・行動経済学
Overconfidence(自信過剰)の話。Santos-Pinto and Sobel(2005)AERの紹介。モデルの特徴は、

・複数のスキルに対する投資の問題を考える
・playerはスキルに対する「自分なりの」重要性を加味し投資を行う
・結果的に「自分としては」良い結果が得られ、「良い」と認識する。
・しかしそれが本当に良いかどうかはわからない。

といったところでしょう。自信過剰の問題を投資の問題にした鮮やかさに目から鱗でした。

これだけでは全ての自信過剰の現象を説明できるわけではありませんが、有用なモデルだと思います。推定・実証できそうなことも、いくつか考えました。


・マクロ
lab equipmentモデルで、特許を有限にしたモデル。計算が煩雑になります。さらに、Romerモデルを拡張したなんとかさんのモデル。過去の研究開発が現在に正の影響を与えるか、負の影響を与えるか、という話です。



さて、マクロの中間試験が11/30ということが決まりました。ミクロは12/1。悪夢の2日連続です。(予想されてたことではありますが…)他にも宿題がいくつかあり、慌しい2週間となりそうです。
posted by とも at 23:38| Comment(3) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日経:「領空侵犯」を読む

日経には週1回「領空侵犯」と言うコーナーがある。さまざまな問題に対し、外部の人が改善案を提示するというものだ。外部の人の意見なので、結構過激な意見も多い。


今日は『保育所設置、大企業の義務に』というタイトルでみずほ証券の上野氏が書いている。その構想は良いと思った。(が、そこまで目新しくないとも思った)


問題はその議論の展開の仕方。常に「女性目線」でしか書かれていない。「女性たちは今、矛盾した要求をつきつけられています…」「大手企業には多くの女性が働いています…」といった議論の展開がされている。


そうじゃないのだ。女性に子育てを押し付けて男性が無視してきた結果が、今の状況でもある。少子化の問題は、男性女性に関わらず、日本人全体の「働き方」の問題なのだ。その辺がわからなければ、この問題が解決することはない。


(加えて、「大企業」よりの目線だとも思った。お金がある人・会社の問題を解決しても…)
posted by とも at 10:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働問題・労働経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月15日

論文メモ1115

Charness(2004)"Attribution and reciprocity in an experimental labor market"Journal of Labor Economics


労働市場を模した実験に関する論文。目的は、「より高い賃金(incentive payではなく、固定給)を支払うと、労働者より高い努力をを行う」という仮説を実証で確かめること。もちろん、伝統的経済学での解は「労働者は最低水準の努力を行う」です。


結果は、

・賃金と努力は比例する
・賃金が「意図的に選ばれたか」「意図せず選ばれたか(機械や第三者が選ぶ)」が影響を及ぼす。前者のほうが努力の賃金に対する反応が大きい。
・互恵性には、「負の互恵性」(低い賃金に低い努力で返す)が見られ、「正の互恵性」(高い賃金に高い努力)は見られない。


といったところです。互恵性以外にも説明が可能な気がするので、さらに緻密な分析が必要な気がしました。
posted by とも at 23:43| Comment(4) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

実験補助

今日は経済実験の補助をした。実験をするに当たっては、かなり多くの雑務が必要である。実験は近い将来すると思うので、今日は非常に良い勉強となった。


実験をするには、その効果を最大限発揮するために、いろいろと考えなければならない。その実験は1度きりしかないのだから。

posted by とも at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月14日

授業メモ1114

・エコノメ
Stataの実習。単に動かすだけならすごく楽でした。EviewsやRよりも簡単だった印象です。Logit推定とProbit推定を行う課題もさくっと終わらせました。来週の多項選択モデルからが大変そうですが…

posted by とも at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

授業メモ1112-13

・エコノメ
二項選択モデル。これからは課題(Stataを回す)が毎週出るようです。モデルやデータが決まっている分、楽ですがね。1学期はどんなモデルを立てるかで苦労したなぁ…


・労働経済
job destruction rateを内生化したサーチモデル。もともと「一般均衡」的考えが苦手なようで、しっくりこないことがサーチではよくある気がしますね…



明日はStataの実習があります。

posted by とも at 22:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

TAセッションとは

fearonさんのコメントに返信します。

>TAセッションとうのは何でしょうか?勉強会ですか?

大学院のコア科目には、1科目につき1-2人のTA(Teaching Assintant)の大学院生(阪大では、博士後期の人が多いです)が付いています。

通常の授業に加え、阪大では週1でTAの方が授業をしてくださいます。これがTAセッションです。内容は、練習問題の解説や授業の補足などです。
教員の授業では主に理論をやるので、こういった「問題の解き方」の解説は非常にためになります。



このブログは専門的単語を乱発するので、もしわからないことがあればぜひ質問してください〜。(もちろん、ある程度はGoogle先生に聞いてからですよ!)
posted by とも at 12:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自分のブログを眺めて思う

最近は特に、授業メモと書評で埋まっていて人間味が無いなーと思った。もうちょっといろんなことを書いてもいいかもしれない。


ただ、人間というのは悲しいかなほめるよりもけなす、批判するほうが楽である。不満はいつもいろいろあるので書くことなどたくさんある。そういう毒を吐いていくブログも一形態としてはありである。


んー、でもやっぱり毒を吐くという行為はフェアじゃない。不満を突然社会に公表するのは良くない。不満はちゃんと当事者に言うべきだ。


ということで、毒を吐いたりするのはやっぱりやめる。楽しかったこと、興味深かったことを、書いていこうと思う。毎日80-120人くらい読んでくださる方がいるので、おもしろくなるようがんばりたい。

posted by とも at 00:44| Comment(2) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

授業メモ1109-10

・行動経済学
Benabou and Tirole(2006)を元にprosocial behaviorと金銭的インセンティブに関する考察。その後はover confidenceなど。


・マクロ
微分方程式の復習をしたあと、Romer(1990)を分析しやすく簡約化したlab equipmentモデルの解説。来週からついにDynamic Programming!


・ミクロ
Dynamic gameに入る。Subgame perfect NEなど。TAセッションではgibbons本文にあるゲームの解説。



今日はゼミで新入生歓迎会をやっていただきました!
posted by とも at 00:11| Comment(1) | TrackBack(0) | 経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月06日

授業メモ1106

・労働経済
先週は、サーチの一般均衡モデルの説明。今週は、比較静学とjob destruction rateの内生化。

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2009年11月05日

実践行動経済学

『実践 行動経済学』


東京に行き来する間に読みました。刺激的でとても良い本でした。


行動経済学に関する本はたくさんあり、正直どの本も似たようなことが書いてあるのですが、この本はそこから一歩進んで、「選択肢の提示方法によって、人々の健康・富・幸福に寄与する」という問題を扱っています。


キーワードは「リバタリアン・パターナリズム」「ナッジ(原題)」。
人々がより良くなるだろう選択肢に誘導しつつ(ナッジ)も、(この辺がパターナリズム)選択の自由は確保する(この辺がリバタリアン)というアイデアです。


具体的には、臓器提供の意思表示は初期設定(意思表示をしていない状態)を「提供する」とおくか「しない」とおくかで大きく提供率が異なるため、前者にすることで臓器提供を大幅に増やすことができます。


このような政策が社会保障・環境問題や果てには「結婚の民営化」など様々な問題に切り込んでいます。


「選択肢を作る」という作業は意外と経験することが多いもの。読めば人間に関する洞察が深まり、有用となること間違いないでしょう。


「労働」においても、第4章でいう「ナッジが必要な条件」を満たすことも多そう(例えば、人々はそう多く職選びをする機会はありません)なので、応用可能性はかなりあると感じました!

posted by とも at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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